2024年10月に総勢50名で慶長遣欧使節ゆかりの地を訪れました
令和慶長遣欧使節2024
ハポン・ハセクラ後援会では、支倉常長家第14代ご当主の支倉正隆氏を団長とした令和慶長遣欧使節団を慶長遣欧使節の足跡が残るスペインのコリア・デル・リオ市およびイタリアのチビタベッキア市に派遣しました。宮城県ゆかりの方々で構成される合唱団「コロはせくら」が公演を行うなどゆかりの各地で交流を深めて参りました。
【1日目】セビリア市古文書館
古文書館の職員の方から伊達政宗公の書状の本物を見せていただき説明を受け、在スペイン日本国大使館セビージャ領事 ペペ・ハポンさんに温かくご対応いただきました。また翌日にはインディアス古文書館にて徳川家康公の親書も拝見しました。
【1日目】ロレト修道院
セビリアから少し離れた場所にあるエスパルティーナスのロレト修道院を訪問。支倉常長がスペインからイタリアへ渡るも外交交渉が頓挫し、その後も交渉を続けようと、1年以上滞在していた場所です。神父さんから丁寧にご説明いただきました。
【1日目】コリア・デル・リオ市を表敬訪問
コリア・デル・リオ市庁舎訪問。モデスト・ゴンザレス市長、コリア・デル・リオ支倉協会会長のファンフラン・ハポン氏と共に、使節団団長の支倉正隆氏、当後援会会長の白田正樹等、皆でジャパンウィーク開会式に参列させていただきました。
【1日目】ハポンさんと交流
お夕飯は、コリア・デル・リオ市内のレストランでハポンさん達との懇親会。仙台の
勝山館で和装結婚式をあげられたハポンさん夫妻にはかわいいお子さんが生まれていました。
【2・3日目】コリア・デル・リオ市内散策
ハポン姓が記された17世紀の洗礼台帳が保存されておりコリア・デル・リオ市でもっとも古いサンタ・マリア・デ・ラ・エストレジャ教会、サンファンバウティスタ礼拝堂などを散策しました。
【3日目】カルロス・デ・メサ公園
コリア・デル・リオ市中心部の通称・支倉公園には仙台市より寄贈された支倉常長像があります。(写真は、支倉常長家ご当主の支倉正隆氏、支倉本家の支倉紀正氏、支倉家末裔の神田常美氏)
【3日目】ジャパンウィーク
コリア・デル・リオ市庁舎の前にジャパンウィークの催しが行われていました。令和慶長遣欧使節団からも「Mike & Yoshi」、「スペインの風」の2グループがパフォーマンス。また、カルロス公園では「仙台凧の会」会員の方が仙台の伝統凧を揚げられました。
【3日目】ジャパンウィーク
「コロはせくら」が、米国ニューヨークの合唱団TOMO有志の皆さんとコリア・デル・リオ市文化センターにて「青葉城恋唄」「AVE MARIA(Victoria)」「LA TARARA 」「見上げてごらん夜の星を」「虹につづく道」を披露。着物フラメンコの皆さんとはフラメンコ調で「せいくらべ」を大合唱。大いに盛り上がりました。
【4日目】セビリア市庁舎
支倉常長が市長に親書を渡したセビリア市役所旧参事室を訪問。アルカサル宮殿、セビリア大聖堂、ヒラルダの塔、スペイン広場等、常長の足跡を辿りました。
夜は、コリア・デル・リオ市に戻り、ハポンさん達とお別れパーティを行いました。
【4日目】セビリア州議会訪問
支倉正隆氏、当後援会会長の白田正樹、同副会長の下平晴朗がコリア・デル・リオ市のモデスト市長とともにセビージャ市の金融・観光担当助役(Primer Teniente de Alcalde)であるJuan Francisco Bueno Navarro氏、アンダルシア州政府内、セビージャ県の文化・観光・スポーツ担当議員(Delegada Territorial de Cultura y Turismo de Sevilla, de Junta de Andaluc'ia)であるCarmen Ortiz Lainez氏と面談。また、午後にはセビリア県議会にて県副知事(Vicepresidenta 1ª)であるCristina Los Arcos Llaneza氏と面談しました(村岡貴子宮城県議および菊地崇良仙台市議は飛行機遅延のためオンラインで参加)
【5日目】チビタベッキアへ
早朝にセビリアを発って空路イタリアへ。ローマ近郊のチビタベッキア市に夕方到着。同市で開催されているジャパンウィーク最終日に間に合いました。イタリア人の皆さんによる佐渡ヶ島の鼓童の太鼓パフォーマンスは圧巻でした。イタリア語で慶長遣欧使節を語る試みや盆栽の展示などがありました。
【6日目】チビタベッキア市を表敬訪問
コリア・デル・リオのモデスト市長も参列する中、支倉正隆氏が姉妹都市である石巻市の斎藤正美市長および川崎町の小山修作町長からの親書を、村岡貴子宮城県議は宮城県議会の髙橋伸二議長からのメッセージをチビタベッキア市のマルコ・ピエンディベーネ市長に手渡されました。
【6日目】チビタベッキア市散策
コリア・デル・リオ市と同じく仙台市より寄贈された支倉常長像前にて。チビタベッキアはダイヤモンド・プリンセス号など豪華客船が停泊するローマの海の玄関口。支倉常長も眺めたであろう素敵なイタリアの風景を皆で満喫しました。
【6日目】日本聖殉教者教会
お着物を着たマリア様、支倉常長公のフレスコ画が描かれている同教会にて、市内2つの合唱団の後、コロはせくらとニューヨークの合唱団TOMOの有志がアベマリアを合唱しました。
神父様からは支倉正隆氏の紹介もあり、演奏後は地元の方々からたくさん声をかけられました。
【最終日】ローマ見学
コロッセオ、バチカン市国を訪問。
最終日は、それぞれお買い物も楽しみました。
みなさま、おつかれさまでした!